アニメ『舟を編む』の第2話が放送されました。前回に引き続いて、辞書マニア的視点から解説を試みます。
※以下、アニメ本編の画像はAmazonプライム・ビデオ『舟を編む』第2話「逢着」*1をキャプチャしたものです。
玄武書房はどこか
「どこか」って、答えは第1話ですでに出ていまして、西岡の名刺に「東京都千代田区一ツ橋二十五丁目五番地」とあります。25丁目ってどんだけ一ツ橋広いんだよって感じですが、現実の千代田区一ツ橋には1丁目と2丁目しかありません。一ツ橋は小学館、集英社、岩波書店が集結する一大出版社密集地です。
このそばに、靖国通りと白山通りの交わる神保町交差点があります。神保町をぶらついている人であれば脳裏に焼き付いて消えないここの景色が、第2話の冒頭でフィーチャーされましたので、テンションの上がった人も多かったのではないでしょうか。
アニメで「イナダ薬局」になっているのが、かつてのキムラヤさん*2、現在のヤマダモバイル神保町店です。
こういうのを「聖地」というのでしょうか。巡礼しましょう。
せい ち【聖地】〔中略〕③俗に、発祥の地やシンボルとなるところ。また、書籍・映画・アニメなどの舞台となった場所や、著名人にゆかりのある場所。
――スーパー大辞林3.0 *3
*1:舟を編むをAmazonビデオ-プライム・ビデオで http://amzn.to/2l2b675 2016/10/21閲覧
*2:2014年3月閉店