辞書の編纂を描いたテレビアニメ『舟を編む』の本放送が、10月13日深夜からスタートしました。
馬締と西岡の関係性に萌える向きもあるようですが、私は辞書マニアなものですから、辞書マニア的観点からアニメ『舟を編む』第1話を鑑賞してまいりたいと思います。
※以下、アニメ本編の画像はAmazonプライム・ビデオ『舟を編む』第1話「茫洋」 *1 をキャプチャしたものです。
時代設定はいつか
原作の小説ではおそらく2009~2010年から*2、実写映画版では1995年から物語がスタートした『舟を編む』。テレビアニメ版ではどうなるのかが、最大の関心事の一つでした。
なぜ物語の時代設定にこだわるのか。それは、変化し続ける「言葉」と、作中に登場する実在の辞書を描写するのに、時代考証は不可欠だろうと考えるからです。
さて、ざっと見ると、あちこちに見切れる西暦の表記と、営業部のカレンダーから、2000年9月であることが強く推察されます。
▲書店の張り紙にあるフェアの期間が2000年8月から10月
*1:舟を編むをAmazonビデオ-プライム・ビデオで http://amzn.to/2l2b675 2016/10/14閲覧